お部屋〈本館〉

昭和八年、着工。施工は一年半後の昭和十年十二月。
設計は四代目慎太郎自ら手がけ、船大工の棟梁江口とともに二人三脚で創り上げました。神殿のほか百畳敷の大広間、二階に八つの小座敷を設けており、当時では珍しい三階建ての豪奢なものとなっております。
江口が力をふるった大橋屋本館は、親しみやすさの中に格調のある造作を数々取り入れてあるのが特徴で、細部に至まで緻密な計算と確かな技術が施され、しゃれ心と贅を尽くした建物となりました。